【お裁縫Tips】地直し・水通しについて

お裁縫Tips

こんにちは!入園グッズ手作り代行サービス、ベリーノです。
当店ご利用のお客様だけでなく、ご自身で頑張りたい自作派の方にも少しだけ参考にして頂けるような話題を【お裁縫Tips】としてお届けしたいと思います。

地直し・水通しの必要性と方法について

お裁縫を習うとき、『裁断する前に布を水通ししましょう』と習ったかも知れません。
正直、既製品の工場ではそんなことはしないです。
ただし一部の丁寧なところには大掛かりな機械があって
ながーい生地を高温スチームにあてて地直しをするところもあります。
しっかりとしたメーカーのお洋服などに限定されるとおもいますが。

当工房でも水通しはしておりません。
ご購入いただいた生地をそのままお送りいただいております。
(ご希望のお客様には材料をお送りいただく際にご自身で済ませて頂いております)
ただし、”必要に応じて”裁断に取り掛かる前に
霧吹きで十分水分をあたえた後、プレス機で熱を加えることによって生地を安定させることをしています。

”必要に応じて”の状況の例といたしまして
*違う種類の生地を縫い合わせてひとつのアイテムを作る場合、将来的に縮率が違うと洗濯後に縫い合わせた部分にしわがよってしまう。
*そもそもサイズ設定がシビアなアイテムで洗濯後に縮むと使えなくなる。
*よく洗濯することが前提のアイテムで、かつリネンやコットンなど縮みやすい素材。
*大きく地の目がゆがんでいる(縦糸と横糸が直角になっていない)
・・・などです。

普通につくる場合には、必要な出来上がり寸法より2%くらい大きめに作っておけば
水通しやスチーム通しをせずに縫っても
将来的に水に濡れても縮んでちいさくなって使えず困ることはまずないと思います。
通園通学用にお子様がお使いになる手作り品に使われる一般的な布の素材は、
コットンやリネンなど自然素材が主で一部化繊を加えてあるものがほとんどですので、
その場合には水に濡れたりお洗濯で縮むことはあっても伸びるケースはほぼないです。

どうしても気になる場合に、厳密には事前に布の一部をテスト用に切り取り
元のサイズと濡らして乾かした後のサイズを測って縮率を求める。。。
なんてことも研究熱心な方はしてもいいかもしれません。
その際は布の縦方向と横方向それぞれ違いますので気をつけてください。
・・・なんて、だれもそこまでしないか。

お洗濯で縮みやすい生地を見分けるには
シュッと霧吹きで水をかけただけでその部分がみるみるキュッと縮んでいきますので
ためしに布の端っこを一部分濡らして様子をみてみるのもお勧めです。

もし水を張った容器に漬けてしっかりと水通しをする場合には
生地を仕上げる際の糊がとれてしまい縫いづらくなってしまったり、
乾かす際のアイロンがうまくいっていないとかえって地の目がゆがんだりしますので注意が必要です。
忘れずに糊付けをして、アイロンの際に縦糸と横糸が直角になるように気をつけてください。

それでは、楽しいお裁縫ライフを!

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